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個人事業主やフリーランスの方の不安の要因として大きいのが【お金】です。
特に先が見えないので将来や老後のお金の不安もありますよね。
会社員なら会社によって退職金共済などもありますが個人事業主やフリーランスは自分で準備しないといけません。
退職金もなく、国からもらえる年金も少ない、そんな個人事業主やフリーランスにオススメなのが小規模企業共済です!
小規模企業共済とは
- 毎月積み立て
- 事業をやめたときにもらえる
会社員もお給料から積立して退職金をもらいますが、それを任意で加入して自分で準備するってことです。
ただ、積み立てるだけだと特に銀行預金しとくのと変わらないですが、小規模企業共済には様々なメリットが存在します。
小規模企業共済のメリット&デメリット
【メリット】
- 掛金額を自由に設定
- 高利率
- 掛金は全額控除
1の掛金額を自由に設定ですが、毎月1000~70000円までを設定出来ます。
事業を始めたばかりでまだ収入が安定しない場合は1000円でも始められるし、事業が安定してきたら積み立て金額を増やしてもオッケーです。
毎月金額も変更可能なので積み立て金で生活が苦しくなる、といった本末転倒も防げます。
2の高利率ですが、今は銀行の預金利率が0.001%の時代です。
小規模企業共済の予定利率は1~1.5%!
上限の月70000円を30年掛けると受け取り額は約3000万円!
預貯金よりも約500万円ほど利息分が多くなります。
これはかなりデカイです!
3の全額控除は個人事業主やフリーランスの方にはかなりメリットです。
事業がうまくいき、収入が増えた場合に同じように増えるのが税金です!
これが小規模企業共済は掛金が全額控除になります。
将来のお金を積み立てながら、現状も節税出来るのでこれはかなり大きいです。
【デメリット】
退職金目的なので廃業以外での解約や掛金納付月数が20年未満の場合は元本割れするので注意が必要です!
が、それを考えても加入するメリットの方が大きいですね。
退職金控除制度
退職金は受けると時に税金がかかります!
が、これが【退職金控除】により無税になることが多いです。
退職金控除は
勤続年数×40万円です。
わかりにくですね。
まぁ、10年続ければ400万円の控除額が出来るってことです。
例えば毎年10万円を10年間積み立てて合計100万円となったとして、10年間積み立てたので控除額は400万円です、
つまり控除額内に収まるので税金はかかりません。
問題は控除額を上回った場合。
例えば毎年50万円を10年間積み立てて合計500万円となった場合は、控除額は400万円で100万円オーバーです。
100万円が課税対象となりますが、退職金に対する課税は通常の半分と法律で決まっていますので100万円の半分の50万円が課税の対象となります。
そりゃ事業をやめた後のお金ですからね。税金も安くしてもらわないと困ります。
ここでのポイントは退職金を積み立てていた年数ということです。
金額ではなく年数です!
つまりは毎月1000円、年間で12000円でも控除額は40万円です。
先程も言ったように、事業を始めたばかりの頃は積み立てる余裕もないかと思います。僕もそうでした。
でも毎月1000円でも積み立てておけば控除額は年数×40万円で増えていきます。
事業が起動に乗れば積み立て金を増やして差額を埋めればいいんです。
ちょっと難しいですね。

手書きで見にくいかもですが、
1年目は毎月1000円、1年で12000円積み立て。
控除額は年数×40万円なので余裕で控除額内です。
2年目は事業が安定したので毎月50000円、1年で60万円積み立て。
控除額は40万円をオーバーしてますが、2年目なので、
2×40万円で80万円が控除額になります。
1年目の12000円を足しても2年で612000円なので80万円以内に収まります。
もし3年目で事業の調子が悪くなったら掛金額を減らせばいいんです。
それでも年数×40万円は控除額が増えていきます。
これが少額でも早めから始めた方がお得な理由です。
小規模企業共済がお金を貸してくれる!
自分が積み立てた金額に応じてお金が借りられるんです。
金融機関によりますが、即日、無担保、無利子です!
ちなみに、借りたお金が返せなくても積み立て分から減らされるだけなので誰にも迷惑はかかりません。
ただ、事業をやめたときの大切な積み立てなのでよく考えて借りましょう!
僕もこれは肝に命じています。
こんな感じで個人事業主やフリーランスの方にはかなりオススメな小規模企業共済ですが、リスクはないの?って気になりますよね。
もちろん、小規模企業共済を運営している団体が潰れたり、数十年お金を預けるのでインフレのリスクがあったりします。
ただ、これは銀行預金も同じですよね。
最後はあくまで自己責任になりますが、このあたりのリスクを考えても個人事業主やフリーランスの方は早いうちから、月1000円でも積み立てておくのがオススメです!