最近読んだ本「常識を疑うことから始めよう」
著者 ひすいこたろうさん 石井しおりさんい
色々な方の名言、エピソードから「常識とは？」について書かれている本です。
今回は本を読んでの感想からぼく自身が考える「常識」について３つのテーマで書いていこうと思います。
常識とは？
「常識」って自分で考えた当たり前と思っていることかなと。なにかを考えたときに「〇〇だから〇〇」みたいな自分の中で勝手に判断しているコトたモノ。
大人だから、子供だから、男だから、女だから、年上だから、年下だから・・・
極端な話「１２時だからお昼ご飯を食べる」とかおなか減ってるときに食べればいいですよね。食という欲求に素直になればおなかが減る＝食事で１日３食たべるという決まりはありません。眠いから寝る、起きたいから起きる。
いやいやそれってただのわがままじゃん！って思いますよね。そんなんじゃ会社や学校に遅れるし。それはわかります。けどそれこそが自分で作ってる常識なのかなと。
例えば会社で昼休みが１時間あるとします。けど、おなかも減ってない仕事もはかどってきたタイミングで１時間の休み。このまま仕事を続ければ良い企画書ができそうだ。そうなれば続けて１時間仕事して時間をずらして１時間休みを取るとか、１時間早く仕事を切り上げて帰るとか。
朝は弱いけど昼過ぎからは頭の回転が冴える人とか、夕方になると集中力が落ちるから朝早くから仕事をする人とか。適正に合わせて仕事をする提案をしてみてもいいんじゃないでしょうか。
もちろんそのような制度の会社もいっぱいあると思います。ただみんな８時から１７時（お昼１時間休み）で仕事をするという制度。その制度が合ってる、仕事がしやすいという方も多くいると思います。どっちが良くてどっちが悪いというわけではなく、会社員だから、会社の決まりだから、という自分の中で勝手に決めて思考停止している状態を「常識」というのかなと本を読んで考えさせられました。
常識＝正解？
常識とは正解なのでしょうか？
一昔前なら結婚したら男が外で働いて女は家庭に入る。これが常識だったように思います。もちろんそうではない家庭もあったかとは思いますが、ぼく自身も父親が働いて母親が専業主婦の家庭で育ちました。育ってきた環境の影響で結婚したらぼくもそうなるものだという常識がありましたが時代は変わりました。
結婚した今、妻にも働いてもらっていてますし、ぼくも洗濯や掃除など家庭のこともやっています。
結婚後も働いてる女性の方が増え共働きの家庭の方が多くなっている時代。家のことは女性がやる。これは常識ではなくなってきていると思います。むしろ男性も家庭のことをする。これが共働き夫婦が増えた現代の常識ではないでしょうか。
会社でも今まで「育休」といえば「女性」という常識から男性でも育休を制度として取り入れている会社も多くなりました。これは今までの常識が時代の変化によって常識ではなくなり、正解ではなくなったということではないでしょうか。
結婚ということに絞って書きましたが、何においても常識というのはその時代によって変化し正解が正解ではなくなる、常識というのも変化をしていくものなんだということを考えさせられました。
常識は非常識
これは先ほどの「常識＝正解？」に似ているかと思います。
常識なんて時代や場所によっても違ってくるし今まで非常識と思われてたことが常識になったり、本当に常識なんて自分の頭の中の思い込みなんだっていうことを考えさせられます。
また結婚の話になりますが、今までは結婚して子供が生まれたら家庭に入っている女性がほとんどの育児をしてたと思います。それが共働き家庭が多い時代になり妊娠、出産、育児に関して女性一人でどうにかなる時代ではなくなりました。女性も結婚後も仕事をすることが普通の今、早期に仕事に復帰しなければいけないという場面もあるでしょう。
親が近くにいる、保育園に運良く入れた、などあればいいですがそうでなかったらどうでしょう。この問題を解決するには今まで常識と思っていた「育休＝女性」を疑って、非常識と思っていた「男性＝育休」を常識にすることで解決することができます。
この他にも何か問題が起きたときに今までの常識で考えると解決策が見つからないことも、常識を疑い非常識から考えればもしかしたら意外と簡単に見つかるかもしれませね。
ぼくも今まで無意識に自分の常識を人に押し付けてたことがあったかもしれないし、凝り固まった頭で思い込んでたことを常識と考えてたかもしれないので、色々な発想で考え、今後の人生においてもヒントになるような一冊でした。
以上、常識を疑うことから始めようを読んでの感想でした。オススメですよ！
