家入一真さんの著書「お金が教えてくれること」
お金の話ってどこかいやらしいというか話しにくいテーマですよね。ぼく自身も友人とお金の話ってあまりしないですね。男なんで会ってもバカみたいなくだらない話しかしないってのもあるんですが笑
あとは「お金」もなんですが「お金を稼ぐ」ってことにもあまりいいイメージないのかなって。けどそれって本当に大事なコトなんですよね。自分にはいくら必要でそのためにいくら稼ぐってこと。そのあたりのことがわかりやすく面白く書いてある一冊です。
ぼくも20代のころって夢を話して、やりたいことあって色々妄想は膨らむけど、現実はパチンコ行って友達と飲みに行ってみたいな・・・そのお金でやりたいことのために何かしろよ!って感じなんですがまだ真剣じゃなかったんでしょうね。やりたいことやお金に対して。
あとは30代になって結婚して子供もいてって環境が変わってきて仕事やお金、将来に対してやっと真剣に考え始めたという感じです。とは言っても何から考えていいかもわからなかったときに読んだのが「お金が教えてくれること」です。実際買った当時は20代だったんですがさっき言ったように当時はふらふらした生活だったので本の内容もあまり入ってこなかったんですよね。
この本では
- お金に「思考」を奪われない
- キャリアの借金
- 最大のリスクは「何もしない」こと
- 小さく始めて小さく稼ぐマイクロ起業
- ストーリーを売る
- 失敗しても最悪死なない
6つのテーマで書かれているんですが中でもぼくが共感できた所を感想やぼくの経験も交えて紹介します。
キャリアの借金
借金に対するイメージは人それぞれかと思います。ぼく自身も借金はあまりしたくなくてなるべくキャッシュ派だったんですが最近は少し変わりました。
毎月少しずつ貯金して目標金額まで貯めるか、ローン組んですぐに手に入れるか、それが仕事や将来に活かせるモノならどうでしょう。1年間バリバリ使いこなした人と貯まるまで待って1年後に手に入れた人、1年間の経験の差はかなりあると思います。
ぼくは仕事に関係はないですが2年前に車を買いました。ワンボックスのファミリーカーってやつです。280万を頭金150万で残りはローンです。最初は迷いましたが残りを貯めるのに3年はかかります。今車があれば3年間のうちに夫婦や家族、友達といろいろ出かけられる、家族の思い出が増える、友達との思い出が増える、今まで行ったことのなかった場所に行ける。いろいろな理由から購入を決めました。
ぼくは仕事ではないので少し違うかもしれませんが、キャリア、経験のための借金に対してもネガティブイメージを持たなくてもいいかなと思います。逆に「必要なモノ」と「必要でないモノ」の自分の中での見極めが出来るようになるかもしれません。
失敗しても最悪死なない
本当にこれ!これに限ると思う。このメンタルというか考え方が自分の中にしっかりあれば大丈夫かなと。けどこの考えになるまではやっぱり「お金」というモノに真剣じゃなかったし、向き合ってなかった。最低限の生活維持コストもわからなかった。
最低限の生活維持コストがわかれば、失敗しても最低限の生活維持コストさえ稼げば大丈夫だし、生きていればそれくらいの稼ぐ力はみんなにあるんじゃないかな。だから死ななければ大丈夫!死にそうになるくらいの失敗ってたぶんないしね。
そう思えれば、なにかに一歩踏み出す勇気にもなるし、ぼく自身も自分で稼ごうと思ったとき最初の一歩がなかなか踏み出せなかったけど「失敗しても最悪死なない」って思うようになってから少し身軽にフットワーク軽くなれた気がします。
「お金が教えてくれること」はお金に対する考え方、付き合い方、気持ちの持ち方などいろんな方面から考えさせられて、お金があればいいってわけでもなく、ただ仕事や生活のなかでそれでもお金はやっぱり必要なわけで、これからの人生でのお金に対する向き合い方を考えさせられた一冊でした。
お金のことだけじゃなく、生活や仕事、将来のことなんかでもとても読み応えのある一冊だと思うのでオススメです。
以上、「お金が教えてくれること」を読んでの感想でした。